ちはや園地キャンプ場の紹介とレビュー〈大阪府南河内郡千早赤阪村〉


こんにちは!299Camp母です。
実際に自分の行ったキャンプ場のレビューと紹介をしています。
今回は、大阪唯一の「村」である千早赤阪村、そして南大阪にそびえる金剛山の山頂にあるキャンプ場「ちはや園地キャンプ場」をご紹介します。
ここは、2013年に私が(大人になってから初めて)キャンプデビューをした場所であり、個人的には聖地とも呼べる場所。
他のキャンプ場と大きく違う点は、1時間以上の登山を経てしかたどり着けない場所ってことでしょうか。ただし、2013年当時はロープウェイが運行していたので、そこまでハードな登山は必要ありませんでした。

- 登山を楽しみたい人
- 昆虫や自然を観察したい人
- コンパクト装備で宿泊できる人
- 大阪市内から近場で自然を感じたい人
ちはや園地キャンプ場について
キャンプ場がある「ちはや園地」とは、大阪府が管理する自然公園です。
大阪府内で最も標高が高い場所にあり、春の新緑から冬の樹氷まで四季折々の自然が体感でき、市内からも車で1時間足らずで行くことが出来る場所です。
ちはや園地キャンプ場が通常のキャンプ場と異なる点は、登山が必要なこと以外にも焚き火ができない、焚き火だけでなくサイトでの火気取扱い厳禁、ペット同伴NGなど、いろいろと制約の多いサイトでもあります。
かつては、最寄り駅からしばらく歩き、ロープウェイで一気に山頂まで行くことができました。また、少々荷物があっても軽トラックで施設の方がサイトまで運んでくれるサービスもありました。
しかし、コロナ期も経て現在はロープウェイ、軽トラでの荷物運搬はどちらも休止されており、金剛山のふもとから自分の足で山頂までおよそ70分の道のり登る必要があります。
ロープウェイが運行していた頃しか知らないのですが、金剛山自体には何度か登ったこともありますのでそのへんは色々お伝えできるのかなぁとおもってます。
我が家はこちらに2013年と2014年の2回遊びに行きました。
当時は、常設テントサイトとバンガローがあったのでテントを持ってなくてもお泊りできて便利でした。

公式HPによると、現在でも夏季は常設テントが用意されてるそうです!(※念のため管理所に問い合わせてみてください)
行政が管理してる施設なので利用料金が安いのが魅力的です。
持ち込みテントなら500円から宿泊できちゃいます!

ちはや園地キャンプ場は、サイトでの火気取扱いが禁止なので、サイト内で焚き火はできませんし、コンロなどの使用もできません。
火を使う調理は、炊事場で全て行います。
林間合宿を思い出してそれなりにテンションがあがりますw


薪や炭は管理棟で販売されてますし、寝具や調理器具、食器も有料ですがレンタルできるので、最小限の荷物で訪れることが出来ます。


火の起こし方が分からなければ、ちはや園地の職員さんが指導しれくれるそうなのでビギナーでも安心です。

ダイニングテーブルも常設されてるので、他のキャンパーさんたちもこちらで食事されてました。テーブルクロスは友人が用意してくれました。1枚敷くだけで雰囲気が出ていいですよね♡

サイトの近くには芝生の広場があって、そこに遊具もありました。今もあるのかな?
日中はキャンパー以外にも、登山やピクニックで訪れる一般の人たちも広場に多くいらっしゃいました。なんといっても大阪府で最も標高が高い場所。猛暑が続く最近ではどんな感じか分からないけど、当時は夏でもわりと涼しかった気がします。

とにかく自然がいっぱいです。
大阪市内から1時間足らずで大自然に触れられる場所、最高です。

標高が高いのでミンミンゼミがいます♡
大阪市内はクマゼミしかいないから「ミーンミーン」って鳴き声が蝉好きの私にはとても嬉しいBGMなのです( ˘ ³˘)

自然の中を探検して、子供たちと一緒にいろんな発見をするのが本当に楽しかったなあ^^近くには渓流もあります。

泳げるほどの川はないけど、涼しくて気持ちよかったです。
星空観察ができる
キャンプ泊すると、夜に天体望遠鏡で星空観察をするイベントに参加することもできます。月の表面や運が良ければスターリンクなど人工衛星を見ることもできるみたい。我が家は参加したことがないので今度はぜひ参加してみたいです。
いつもやってるかどうかは分からないので、開催日時については管理棟までお問合せください。

帰りも山道です。
299次女がまだベビーカー乗ってますね。
当時2歳でした。
今は中学生になりキャンプに行けば焚き火を着火から育てるまでできるようになったので子供の成長を感じられるのもキャンプの面白さかも^^
キャンプ場内マップ
キャンプ場内のマップは以下のようになっています。

左上のピクニック広場にアスレチックがあります。
その横にある「休憩所」で当お風呂に入ったりレストランで食事ができたりします。
施設・設備について
駐車場
金剛山のふもとに有料駐車場があります。
そこから徒歩で約70分かけてサイトまで登山します。
詳しくは後述してますのでぜひお読みください。
シャワー・お風呂
当時は管理棟施設にお風呂があり、そこを利用しました。
2024年現在はそちらが利用できるのか未確認なので施設に問い合わせてみてください。
電源
公式HPには記載がありませんので要確認。
キャンプ用品のレンタル
寝袋、バーベキュー用品、調理器具、食器などは有料レンタルがあります。6人用の炊事用具&食器が1000円でレンタルできるので調理には困りませんでした。
設備
管理棟には自動販売機があり、食事処もありました。
現在はどうなってるのか分からないので近日出かけないといけませんね。
ペット同伴
全面的に同伴NGとなっています。
利用料金
持ち込みテントサイト
- ウッドデッキ式:1,000円/1泊
- グランド式:500円/1泊
小売・レンタル
薪や炭は現地で購入することができます。そのほか、バーベキューコンロ、調理器具や食器なども有料でレンタルできます。詳しくは施設に直接お問い合わせください。
予約方法
予約は電話での受付のみです。
支払方法は現地にて現金決済のみ。
アクセス
「ちはや園地キャンプ場」へのアクセスは登山が必要です。
所要時間約70分かかり、そこそこハードな道程もあるため小さなお子さんと一緒だと大変かもしれません。(しっかり休憩を取りながらゆっくり行けば登れないレベルではないのでご安心を♪
車で行く場合
車で近くまで向かう場合は「大阪府立金剛登山道駐車場」を目指します。
バス停「金剛山ロープウェイ前」駅の付近にあります。

第一駐車場、第二駐車場がありますが、通常は第二のほうは閉鎖しており第一駐車場に停めることになります。トイレもあるので、ここですませておくといいですよ♪
ここからすぐの「伏見林道入口」から登山をスタートさせます。ここからスタートするのが、複数ある登山ルートの中でちはや園地にアクセスする最短ルートとなっています。
渓流沿いの急な林道や坂道を上がるコースとなってるので荷物が重いとキツイです!装備はできるだけ軽量に動きやすい服装で行くことをおすすめします。
帰りは来た道をそのまま下るか、山頂まで登って金剛登山口を目指して降りていきます。(この場合、到着する場所が駐車場から離れますが、バスで1駅行って駐車場のあるバス停まで戻ることができます。バスは1時間に1本ですが、自然の中で疲れた体をゆっくり休めるのにいいと思います。)

もう少し登山を楽しみたい方は、バス停「金剛登山口」の周辺にも駐車場があるので、そこからだともう少し長い距離を楽しむこともできます!
この場合、階段の多い登山ルートとなりますが、千早城跡や国見城跡などの観光名所を訪れることもできるので登山メインに楽しみたい方にはおすすめです。
電車で行く場合
南海電鉄「河内長野駅」からバスに乗り換え、「金剛山ロープウェイ前駅」まで約40分。駅に着いたらすぐ「伏見林道入口」があるので、登山をスタートさせます。ここからスタートするのが、複数ある登山ルートの中でちはや園地にアクセスする最短ルートとなっています。(↓マップのスタートB地点)
渓流沿いの急な坂道を上がるコースとなってるので荷物が重いとキツイです!装備はできるだけ軽量に動きやすい服装で行くことをおすすめします。
もっと登山を楽しみたいという場合は、ロープウェイ前の手前にある「金剛登山口駅」で降車し、そこにある登山口からスタートすることもできます。(↓マップのピンク色の「スタートA]というスタート地点になります。)

まとめ
大阪府で最も標高が高いキャンプ場「ちはや園地キャンプ場」は、できないことも多く、登山を経ないとたどり着けないという制約の多いキャンプ場でありながら、だからこそたどり着ける喜びがあり、市内から近いのに大自然と触れ合えるという最高の環境を体感できるキャンプ場です。
登山をメインに、どれだけコンパクトな装備で行けるのか挑戦してみるアウトドア体験もまた面白そうです!
私が最後に訪れたのは10年前であり、今がどんな感じなのか近々久しぶりに行ってみたいと思います!
- 名称:ちはや園地キャンプ&BBQ
- 公式サイト:ちはや園地
- 電話:0721-74-0056(予約はこちら)
- 営業:通年
- 料金:有料
- 施設:持ち込みテントサイトが22サイト
- 設備:水栓トイレ(男女別)、炊事場、ピザ窯(有料)
- 環境:渓流、森林
- 近くの観光地:ちはや星と自然のミュージアム
Youtuberの「いやまときゃんぷ」さんがより詳しく金剛山登山とキャンプ場のことを動画で紹介されてます(^^)/

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